税理士、そしてコンサルタントとしての生き方

コンサルタントの業務

コンサルタントの業務

――次から「コンサルタントの業務」ということで、実際にコンサルタント業務をやっていて、どういう点に気をつけたらいいのかそれに入りたいと思います。コンサルタントの業務、基本の基本なんですけどこれはなんだと、まず（本郷）尚さんにお聞きします。
　本郷尚「税理士がやるコンサルタントですから基本は税理なんですよ。税務判断があった上で、会計士と税理士が決定的に違いは税理士はリスクを背負うますよ。自分がＹＥＳかＮＯか、これは交換ができるか、数字で結果が出ますからね。かなりリスク背負いますよ。税務の判断でいくら私が「コミュニケーション能力があったほうがいい」とか言っても、税金の計算を間違えたり判断間違えたりしたら、どうにもしょうがないですからね。」
　関根稔「つい最近あった事件で、税金の計算はどうでもいいから、経営コンサルタントになるような指導をしてくれと言われて、結局は税金の計算のミスをして被告事件で私のところに来たんですね。もう絶対に税金のミスはダメですよね。それを前提にした上でのコンサルであって。素人のコンサルタントとは訳が違うですね。」
　本郷孔洋「ある銀行の支店長さんにだいぶ前ですけど、言われたことあって「なんぼ人間関係がよくなってもスキルがちゃんとしてないと、本郷さんに頼まないよ」って。いまでも覚えてるんですね。僕らの欠陥は、ある程度の歳になると勉強をしなくなるんですね。
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