税理士、そしてコンサルタントとしての生き方

専門家とコンサルタントの違い

専門家とコンサルタントの違い

専門家とコンサルタントの違いとうい大きなテーマですけど、第二部でかなり突っ込んだ話が出てきますので、私のほうはあるお客様と25年間付き合ってきたんですけど、その事例を紹介しながらこのテーマについてお話しようと思います。
　今から25年前の話からはじめたいと思います。ある二代目の方、社長さんでしたけど55歳でしたね。二代目といっても40歳のときに事業を引き継いでいましたので、事実上の創業者といってもいい方だと思います。
　突然病気になられて、3ヶ月入院したんですね、私も何度かお見舞いに伺ったわけです。そのうち社長から「この会社をメーカーに引き継いでもらいたい、私は父からうけ継いだ会社なんだけれども、こういう病気になってしまったので、無理だなと思う。仮に頑張ったとしても私には息子がいない。できれば娘に婿をとって、継いでほしかったけど、娘に婿をとってそれに継がせるってこちらの思う通りにはいかないし、娘には娘の人生があるし。」とおっしゃいまして。
　「ついてはその仕事を本郷さんにお任せする。条件は一切つけない。ただ無事にバトンタッチしてほしい」と言われまして、ここまで言われたら私も引き受けるしかないと。
　25年前私も35歳くらいで。今でいうM&Aを依頼されたわけですね。当時はM&Aなんていう言葉はなかったですね。といっても当時35歳で何もわからなかったですよ。ただお客さんから頼まれたことだから真剣に取り組んだわけですね。
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